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2021年1月21日(木)の事件と被害 [事件と被害]

●午後4時半

食事の下ごしらえが終わり、リビングに行くと

ずいぶん寒いな、と思った。

しばらして、ふとエアコンのリモコンを見ると

冷房になっていた。しかも、17度だった。


O次郎を呼びつけて、イタズラを叱ると、

「ちがうよー、最初にクソU一郎がやったんだよー」と言う。


「でも、その後、リモコンのボタンを押したでしょ?」

「勝手にやらないで。わからない時は、ママに言ってよ」

O次郎の顔を、私に向けさせるようにして、注意する。


「わかったよぉー、でもねー、U一郎はバカだからさぁ」

とO次郎は、目をそらしながら妙な答え方をした。


その時、後ろでコソッと音がしたので、振り返ると

下だけ、サーフパンツをはいているU一郎がいた。


「どうして それ、はいてるの!?」

思わずイスから立ち上がり、大声でどなった。


「キャヒィィッ、ウクククーゥ」

おかしくて、嬉しくて、もうたまらないという風に

U一郎は、全身で喜びをあらわしながら、

手足をバタバタつかせ、横跳びして逃げて行った。


いつも思うことだけれど、

あの動きをマネできる人は、なかなかいないと思う。


O次郎は、大声でバカ笑いをしながら叫んだ。

「夏になっちゃたぁー!U一郎は泳ぐのぉ?」


急いで子供部屋に行くと、クローゼットが全開で、

あらゆる引き出しが飛び出し、服がはみ出ていた。

そして、部屋中に、裏返った服が散らばっていた。


もうやだ、、と、うずくまりそうになりながらも、

なんとか頑張って、気持ちを奮い立たせ、叫んだ。

「U一郎、こっちに来なさい!」


遠くで「ガタ、ガタンッ」と音がしているのが聴こえた。

「あっ!お風呂場だ!」と思って、浴室にかけこむと、

サーフパンツ一つで、洗面器に座り込むU一郎がいた。


そして、床には、大量のシャンプーが飛び出ていて

お風呂場は、シャンプーの濃い香りでいっぱいだった。


「サムィー、サムィー、あたたかいー、かけて!」

両足をピタッとくっつけ、体をちぢこめながら、

洗面器と一体になったU一郎が、大声で訴えた。


床にひっくり返っていたシャンプーのポンプを拾うと

中は、ほとんど空っぽになっていた。


「あぁぁ、もぉ、どうしてこんなことばっかりなの?」

顔をおおった時、私の背中に何かが強くぶつかった。


「やったー、水遊びだぁ!ママー、シャボン玉作ってー!」

裸のO次郎が、ポケモンのメッソンなどをたくさん持って

お風呂場に、突入してきたのだった。






「もうダメだ、今日は,このままお風呂にしよう」

なし崩しに許すのは良くない、と思いながらも

その気になってる2人を、お風呂場から出すには

私の体力と気力が足りない、とあきらめた。


そして、「これは、お部屋で遊ぶ!」と言って

O次郎から、ポケモンを全部とりあげ、

2人を睨みつけながら、温かいシャワーを浴びせた。


「ママァー、どうしたの?顔が怒ってるよぉー?」

「いっしょに、入って遊ぼうよぉー」


O次郎の大声が、お風呂場に響いたが、

返事をする気になんて、とてもなれなかった。


床にこぼれているシャンプーを足でこすりあい、

ヌルヌルした感覚を楽しんで、ご機嫌で笑う2人を見て

「これが、幼稚園ぐらいの年齢だったらいいのに」

と、ちょっとカナシクなった。



●その他

脱ぎ散らかした服は、よだれや汚れがついているため、

全て大きなビニール袋に入れ、少しずつ洗ってしまうことにした。


他にもいっぱいあった。疲れた。クタクタだ。 


  

  


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