1月中の療育(U一郎) [家での学び(U一郎)]
一月初め、あれこれやらせた末に、
中旬頃から、昔、購入した教材を始めた。
これを購入したのは、U一郎がまだ3歳くらいかな。
「この子は、もしかして知的障害があるの?」という
漠然とした不安に包まれていた頃。
「ゆっくりでも、やらせていけば、何となるのでは?」
という期待もあり、周囲の評判をきいて購入した。
このプリントAのレベルは、こう書いてある。
「3歳半~5歳のお子さま向け」
「◯☓が書ける、大小・長短のわかるお子さまに」
「鉛筆でしっかり線や◯が書けるお子さまに」
この時、U一郎はまだ、このレベルではなかった。
新版K式発達検査で、DQ50以下だから、当然だ。
それでも、このプリントをカラーコピーして
しばらく、何度も繰り返した。
そして、結局これをやめて、他のことを始めた。
その結果、現在のU一郎は、読み書きと簡単な計算はできる。
でも、U一郎にとって致命的な問題は、別のことにあるので、
それはそれで、何とかしたいと思っている。
ともかく、1月は、U一郎にこれをやらせた。
1冊24頁のものが、合計30冊ある。
U一郎は、休みながら、1冊を15分程度で仕上げる。
易しすぎて、やや飽きるようだけど、最後まではできる。
だいたい、一日一冊くらいのペースでやっているので
遅くても、2月中には、終わるだろう。
「他の子供は、これを、3才頃にできるんだよね」
と思って、やっぱり少し沈んだりする。
でも、邪魔でしかなかった教材が、
捨てたり、誰かにあげてしまうのではなく、
U一郎が終らせることでなくなるのは、嬉しい。
1月3日(日)の療育(U一郎) [家での学び(U一郎)]
●お絵かき
お絵かきが好きなU一郎は、特にクレヨンを好んで使いたがる。
私は、U一郎のお絵かき中、
絶対に、そばで見守らなければならない。
なぜかというと、
U一郎は、クレヨンでのお絵かきに飽きると、
必ず、クレヨンの側面を、別のクレヨンで塗りたくり
そのうち、クレヨンを爪で壊して、粉々にし、
しまいには、それらを歯や皮膚、床や壁などに塗り始めるからだ。
私は、U一郎がクレヨンで遊び始めるのを見て、
それをなんとか思い止まらせ、その後片付けをするのが、
本当に本当に大嫌いな時間で、いつも息が苦しくなる。
療育では、U一郎のこの行動について、
「クレヨンを何に使うかわかっていないから」
「物には役割があることが、まだ理解できない段階にいる」
と説明していた。
私には、そうは思えないのだけれど、
何にしても、どうしたら止めさせられるのかわからない。
とりあえず、私自身の心の安定を取り戻すためにも、
爪で削れないようなクレヨンに変えようかと思っている。
たとえば、サクラクレパス さんかくクーピーペンシル
これなど、説明書きには、こう書かれてある。
「持ちやすく、折れにくく、描きやすい。」
「本体・塗面もべたつかず、手が汚れにくい」
「色鉛筆の描きやすさ”と”クレヨンの持つ発色の美しさ”の両方を兼ね備えた」
素晴らしすぎる!これって、そういうものだったんだ!
私にとって、嬉しいことばかりじゃない?
爪でガリガリできないクレヨンは、
U一郎にとってはつまらないかもしれないけれど、
試してみても良いかなと思った。
ただ、よく見ると【対象年齢】2~3歳児 とある。
U一郎の凸凹の凹の部分は、まだこの辺りなのかな、と思い
少し浮上しかけた気分が、すぐにへこんでしまう。
でもまぁ、今日も、U一郎のお絵かきの後に、
クレヨンを壊され、あちこち汚されてしまったので、
早くこの状況から抜け出せるようにしよう。
1月1日(金)の療育(U一郎) [家での学び(U一郎)]
●絵本の音読
U一郎は、言葉の理解はある程度できるのに、発語が少ない。
自閉症で、自分から人に寄っていくこともほとんどないため、
言葉を使う機会もほとんどない。
そこで、まず「しゃべる機会」を作ろうと思って、
気に入っている絵本の音読をさせた。
気に入っているだけあって、
たどたどしいけれど、文章をしゃべる。
しばらく、いろいろ試してみようと思う。
●漢字
小学校1年生の漢字を少し書かせてみる。
形がかなり歪んでいて、大きさもふぞろい。
でも、一応「字をわかっている」ことはわかる。
●髪の毛をとかす練習
鏡の前に立たせ、自分の姿を見せながら
U一郎の手をもって、一緒に、ブラシで髪をとかす。
何かが面白かったらしく、抱きついてくる。
やはり、上手にできないので、時々やらせようと思う。