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2020年11月20日(金)の事件と被害 [事件と被害]

●午後4時頃

発達障害の特性が最近強く出ているO次郎は、

宿題の文字が、あまりにも雑で読めないので

私が、書き直しをサポートしてやっていた。


すると、突然、U一郎がO次郎に飛び掛かり、

O次郎の後頭部の髪の毛をわしづかみにしてひっぱる。


当然だが、O次郎が大声で泣き、

反撃に、U一郎の顔に爪をたてて引っ掻く。


「O次郎が下手だからやり直しさせている」と

U一郎に何度も説明すると、静かになる。



●午後5時頃

U一郎の目つきがおかしくなり、形相が異様になる。

今まで、ずっと床で寝そべっていたのに

急に立ち上がって、両手を横に広げながら

クルクルと回り始める。

こういう時、U一郎はやっぱり自閉症なのだと感じる。

そのうち、ジャンプして床を大きく踏み鳴らし

けたたましく笑い出した。



慌てて色鉛筆と画用紙をテーブルに出し

U一郎を引っ張ってきて それを見せると、

おもむろに着席して 静かに絵を描き始めた。



画用紙数枚に描いた後、

色鉛筆の芯をバキバキと折り始めた。

注意したが15分程度 芯を折り続け、

その後、リビングに戻り寝転がり、静かになった。



●午後7時頃

O次郎がU一郎の読んでいる本を取り上げ

足でU一郎のお腹を軽く蹴る。

U一郎が怒ってO次郎につかみかかったため、

仲裁に入ったものの、私は右手首を痛める。



●午後9時頃

U一郎が、文具の棚からセロハンテープを取り出し、

丸めて 口の中に入れて遊んでいた。


U一郎は、知的障害が少し重いせいなのか

それとも、私の気をひきたいからなのか

まだ異食のようなことをする時がある。


たしなめると、不敵な笑みを浮かべて

ソファーの生地を破ろうとし始めた。


急いではみがきを促すと、数分後にやめた。






 



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