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2021年1月26日(火)の事件と被害 [事件と被害]

●午後4時半

そろそろ、夕食にしようと思ったら、

床に、鈍く光る小さな銀色の玉が落ちていた。

「これ、なんだろう?」

親指と人差し指でつまんで拾い、よく見てみる。

指先で押してもつぶれない。匂いはなさそう。

とりあえず、子供たちが、口にいれたりしないように

他にも何か落ちていないか、床を見て回る。


すると、ポツリ、ポツリ、とあちこちに転がっている。

銀の玉を拾いながら進むと、だんだん数が多くなり、

とうとう、洗面所にたどりついた。


そこには、大量の銀の玉が転がり、布の残骸が落ちていた。

それは、変わり果てた「洗濯まぐちゃん」達の姿だった。


毎日、洗濯があまりに多いため、

洗剤の使いすぎによる肌荒れを防いだり、

洗剤などの費用を少なくするために

この洗剤グッズを使っている。


銀の玉は、「洗濯まぐちゃん」の中身の

マグネシウムだったのだ。







「この中身って、こんな感じだったんだ・・」

床に転がっているマグネシウムを

手の平にすくって、軽く握りしめると、

なんとなく、自分が気落ちしているのを感じた。


そして、もう一度袋詰めして使おうと思い立ち、

床を這いまわりながら、銀の玉を拾い集めた。


その時、頭がヒヤッとして、冷たい何かがあたった。


上を見上げると、天井が濡れていた。

天井から、水滴が落ちてきたのだった。


「また、U一郎と O次郎だ。」

子供たちは、手洗いの時、

水道に指をつっこんだり、

洗って濡れている手を振り回すため、

毎回、洗面所は水にびたしになる。



今日は、どうやって天井まで濡らしたのか。

クイックルワイパーを使って、軽く天井を拭く。


そして、マグネシウムの拾い落としがないように、

最期に、掃除機をかけ、小さくため息をつく。


一応、注意しておくため、子供部屋に行くと、

2人とも、めずらしく昼寝をしていた。


学校で何か疲れることがあったのかな、と思い、

あとで叱ることにして、夕食の支度を始める。



●午後5時半

「ご飯できたぁ?」

阿波踊りのように両手を振り、飛び跳ねながら、

カレーの匂いにつられてやってきたO次郎が

火を止めたお鍋の中を、覗き込む。


「熱いよ、危ないから、向こうに行ってなさい」


そう注意した時、O次郎の顔がゆがんだ。

「ヒァックショオォーーン」

ものすごく大げさなくしゃみをして、

つばや鼻水が、カレーの中に飛び散った。


「・・最低。」


カレーの上層面は、

O次郎に、全て食べさせることにした。



●その他

今日は、まだまだ、あった。とても疲れた。


  

  


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