緊急事態に取り残される側の人 [心の風景]
年明け早々なのに、また「緊急事態宣言」なのかと思ったら、
今度は、「緊急事態行動」だとか。
どちらにしても、私と子供たちの生活は
コロナ以前とは、たいして変わらない。
不要不急の外出は、する気もないし、できないし、
買い物とかを長時間するようなチャレンジは、絶対嫌だし、
三密みたいなトラブルの元は、怖くて参加できないし、
コロナが収束しても、しなくても、
私達のこの生活は、今まで通り、別に何も変わらない。
きっとコロナの問題以前から、
様々な場所で、いろんな緊急事態にはまった人達はいて、
それに巻き込まれてしまった人の中で、
そこから抜け出せる人と、ずっと取り残される人に別れるのだろう、
多くの人が、このコロナ禍から解放されて、
皆が外に出て、好きなように過ごせるようになっても
私達は、ずっと人目を避けて家に閉じこもるような
「取り残される側の人」なんだろうな、
と、少しうつ向いてしまう。
人は平等なんかではないし、
私には、この人生に意味を見出す力もない。
それでも、子供たちは、よく笑って過ごしている。
ケンカして、怒ったり泣いたりすることも多いけれど。
それだけでも、十分恵まれていると思うべきで
これ以上、欲張って、何かを求めてはいけないよ。
そう、自分に言い聞かせて、ひっそり過ごしている。